
ABOUT US協会について
1967年に設立された東南アジア10か国の連合体であるアセアンは2027年に60周年の節目を迎えます。2025年10月26日には東ティモールの正式加盟が承認され11か国となりました。加盟国全体の人口も増加して6億9千万人、経済成長もダイナミックで、1980年代には日本とアセアンのGDP比は10対1程度でしたが、90年代以降のアセアンの急成長に伴い、現在では10対9とほぼ肩を並べていますが、2027年までにはアセアンが日本のGDPを追い越すという、国際通貨基金IMFの予測もあります。
過去半世紀にわたり、日本とアセアンは相互信頼と相互協力の精神に基づき、経済、観光、文化、環境、学術、教育といったあらゆる分野で強い戦略的パートナーシップを築いてきました。日本とアセアンのパートナーシップは国際的な連携のモデルとしてEUをはじめとして世界で高く評価されています。
広島アセアン協会は2013年に設立されました。広島は厳島神社や、原爆ドームといった世界遺産を持つ観光都市として有名ですが、それ以上にモノづくりの伝統と優れた技術を持つ日本でも屈指の多様な産業の集積地として世界的に知られています。古くから海外各地に広島県人会が結成され、国際交流の担い手として活躍する一方、県内には様々な国際交流団体が活発な活動を展開して、国際交流をリードしてきました。広島こそ産官学の持てる経験と叡智を集結して、アセアン諸国の経済発展や人材育成を通じた相互理解と協力を推し進める最も適した県といえます。
協会は県内の企業、大学、研究機関に加えて、JICAやJETROといった国の対外協力機関、国際機関として日本アセアンセンター等々の協力を得て、多様な活動を展開してきました。今後ともアセアンとの経済交流、人材交流、文化交流を通じて、広島とアセアン、ひいては日本とアセアンのパートナーシップを揺るぎなきものにするために貢献してまいります。
広島アセアン協会会長
小松 節子
広島の企業と、アセアンの企業との投資・貿易の促進のほか、アセアンからの観光客の誘致、アセアン関連団体・組織との協力提携の促進など、相互理解を促しています。
人と人の交流を大切にしています。特に学生、経営者、女性の交流に力を入れ、アセアンに関する文化・教育などを含む、幅広い情報を県内で広く共有しています。
そのほか、アセアンへの視察団の派遣など、さまざまな取り組みを通じてアセアン各国との連携を強化しています。各国の政府機関や企業の方との懇談を通じて、これからのアセアンの在り方や活動を知るきっかけとなっています。
2025年11月に広島アセアン協会のロゴマークを刷新しました。
ASEAN加盟11か国を表す11本の線は切れ目のない広島との縁・つながり・結びつき。
なめらかな曲線の花は円滑な交流をイメージしています。
